最近の若者とSNSの復旧について
世間で良く言われる「最近の若者は~」から始まる文句がありますが、現代の若者たちと接すると真面目で授業をしっかり受ける生徒が多い印象を受けます。
若者たちからは一種の悟りのようなものを感じますし、「良い子になろうと必死」な所も気になるのです。
真面目で努力をする姿は好感が持てるのですが何かが足りないと言った違和感を感じずにはいられない…。私はその違和感の原因が保護者にあるのではと思っています。
スパルタや暴力で指導する教育論ももちろんですが、それ以上に目立つ保護者は「子供に対して過保護」だということ。例えば何をするにも保護者が口を出したり、「そんなことまで指摘するのか」と感じたことが何度もありました。
教師や友人との関係性、将来の目標までもが親によって決められてしまう現状。自由で快活なように見える生徒でも、親の前では口が悪いですが精神的に奴隷のような扱いを受けているのです。生徒が何を言っても聞く耳を持たない保護者達…。若者から感じる悟りや達観したような表情は、何をしても変わらない現状に諦めを感じているからではないでしょうか。まだ自立する力の無い未成年たちにとって、最近の教育現場で感じるそのような要素は恐ろしいと思いますね。
また
インターネットの普及によってSNSなどを利用する方が増えていますが、教育現場でもそれは例外ではありません。
生徒たちもそうですけれど、教師たちもSNSを積極的に利用して生徒た保護者たちとコミュニケーション取ろうとする動きもあります。
しかし、SNSなどの便利さに依存する方も少なくありませんし、行動の一つひとつが監視カメラで覗いているように、直ぐインターネットにアップされる恐怖を感じます。生徒たちは無許可で載せられた個人情報によって登校拒否に追い詰められたり、確実にプライバシーが無くなりつつあるのです。
教師の理不尽な指導がSNSを通じて問題になるなど良い面もありますが、何でもネット上に乗せようとする傾向はもっと問題視されるべきですね。SNSによって犯罪に巻き込まれる生徒が後を絶ちませんし、人間関係のトラブルの原因がSNSの場合も多いのです。
多感な時期を過ごす生徒にとってソーシャルメディアの使用方法も指導する必要があると思いました。教師や保護者たちも学ばなくてはならないし、便利という理由だけでデメリットを指導しないのは教育者としての怠慢ではないでしょうか。上手く利用すれ学校生活が豊かになる可能性を秘めているだけに、もっと真剣に考えていくべきです。